Force12EF-180B建設記

                De JA4FHE

Lusoのタワーを注文してから、肝心のアンテナを何を上げるか検討していました。

まず75/80R.DPが筆頭です。昔から スローパー、CV48、フルサイズGPと

垂直系の飛びの良さはよかったのですが、いかんせんノイズを拾う耳の悪さ特に都会では耐えられません。そうなるとダイポール系の耳の良さにあこがれていた私としては

当然CD-78ですがいかんせん16m長と耐電圧(2kwpep)がもの足りません。しかし敷地の関係でCD-78Lは道路を越えて隣の土地に上空侵犯してしまいますし、しかも 5KWPEP仕上げになると各12万、19万 考えてしまいます!

 そんなときインターネットでの売買コーナーにEF-180Bが載りました。

早速EF-180Bを調べてみると「全長20.8mで耐電力5KW!!! しかも重量は16kg」 軽いし私の条件にぴったしです。

 EDCの定価ではEF-180Bが108K、5kwバランが15k 早速メールをして交渉 なんと未使用品で5KWバラン付きでかつ送料込みで74kで購入決定、

しかし75/80用リレーボックスは別売(30k)かつ今回のタワーには76mmのマストを使用予定のため、2回路リレーボックスの注文にあわせ76mm用のマストクランプ(オプション仕上げ)をEDC経由force12に注文しました。

  さてアンテナ、パーツ等は9月には揃いタワーの基礎工事も8月には早々と完了

後はタワーの到着待ち、しかしながらさすがLUSOさん9月.10月.11月.と全く連絡なし!さらに12月になってやっとタワーのパーツ特注品の確認メールのみ!

 まあ5IUさんのように1年待ちぼうけがありますので、と不安に感じていましたら12月20日過ぎに中国の工場でタワーが完成したとのメールが送られて来、一安心しました。

その後紆余曲折(これだけで1ページ書ける)があり何とか1/30日になんとか建柱!(これも大変でした、25トンクレーンは私の家のそばまで来たのですが、タワーを積んだトレーラーが道が狭く入れず広い所でトレーラーから降ろしその後延々200mクレーンで引っ張る事約2時間ようやく到着、しかしながらクレーン車の運転手の方の操作技術に感心しました!)

 私55歳の誕生日の1日前でした。万歳! 

しかし再度トラブル エモテーターの穴が合わず(マストベアリングの穴と間違えていた、後日アダプターを特注させ何とか取り付けられました)

建柱はLUSOさんにまかせ同時進行で応援に来ていただいたJA4GXS佐々木氏に手伝ってもらい肝心のEF-180Bアンテナの組み立て開始!

 各パーツは一度日本の千葉にて組み立ててありパイプに直にマジックでどのパイプと組み合わせればよいか書いてあり、リベット止めと一部ビスナットで全長20mでも非常に簡単、アルミ材質も高品質で軽量たたくと甲高い音が太さの割に軽量でした。約2時間もかからず組み立て完了! しかしながら問題はここからでした。

家のそばにある橋の欄干に2mの簡易マストを縛り付けそれにアンテナを取り付けリニアローヂングの調整です。

しかしながらリニアローディングの調整なかなかでした。

 これがCDなら組み立て後タワーに取り付けSWRを見て終了でしょうが、説明がマニュアルも英語(当たり前)日本語のマニュアルはEF-180S用のため一部違いますし、やはりアバウトです。それでも何とかタワーに取り付けました。

しかしマストのトップへの取り付けは76MMマストは2個のベアリングで止めてありますがエモテーターが取り付けられていないため、危険!マストの根本に借り止めし

その日はここまでで終了。

次週エモテーターのアダプターが到着しましたが、今度は取り付け穴が10mm、タワーに開いている穴が8mm、当然入らずタワー上にドリルを上げて工事、何とか取り付け完了、それから70kg以上はあるらしい76mm径肉厚の全長8,8mのマストをエモテーターに入れるのに一苦労 車のジャッキを使いなんとか2個のマストベアリングでマストの重量を負担させエモテーターに重量をかけずに回せるようにしました。

一人での工事は本当に大変でした。

翌日もアンテナ調整のため1日かかってしまいました。MFJ-259Bで調整の予定も近くにFENの放送局(1575kz、1kw直線500m)があるためmfjのメーターがAM変調され正しく表示しません。そのため タワーを降りて送信SWRをチェック、再度タワーに上りリニアローディングを調整それを数回繰り返すとへとへと、ローカルがいる松山の各局がうらやましい!!

 でもその甲斐あって何とか3795khzSWR1.0迄追い込めました。その後2回路のリレーでコイルを調整し3755,3545,3505で共振まで追い込めました。

 しかし上記のように3795でマッチングコイルを調整してSWR1.0迄追い込むと

今度はCWバンドではSWRは落ちません。一番いいところでSWR1.3です。

しかしながらforce12はアメリカ製 アバウトなのです。我々のようにSWRを1まで追い込む考えはありませんしその分回路が複雑になるのを好みません!?

マッチングコイルにCD-78のように切り替え回路がない(クリエートを見習え)ため、どこかで妥協しなければなりません。

最終的にはCWメインに考え3545でSWRが最良になるようにマッチングコイルを調節して追い込み,3505でSWR1.1、3545で1.0 リレーでコイルを切り3755でSWR1.15 3795でSWR1.2迄追い込みました。(アンテナ根元で)

後日リレーを取り付けしてマッチングコイルのLを切り替えて3.5/3.8各バンドSWR1.0まで追い込みたいと思います。

SWR2.0の幅はカタログ通り60kzと十分取れており。さすがにリニアローディング.の効果と思われます。ディメリットはF/S比が悪くなります(カタログ上15db)。

完成後ワッチしながらアンテナを回すとCD-78のようにサイドで全く聞こえなくなる事がなく切れが甘く感じました。

 また将来に備え?給電部の塩ビのパイプに念のために2mm厚のテフロンシートで巻き絶縁効果をさらにアップさせました。コイルもありませんのでCD-78のように焼けきれる恐れもありません! これで10kwでも十分持つのではないかと思います。

EDC曰く「force12の製品はすべて5KWは保ちます」

カタログには25KWのバランも売っている!? 

肝心の飛びは?

1/20の朝3.8TAKEさんとEUとリポートを比べました、パワーは同じです、

なんと私の方がS1良いのです 耳もほぼ同じレベルです!!!

 

 さて では7MHZから上のバンドはどうするのとお感じの貴方

現在そのアンテナはどんぶらこどうぶらこと太平洋上を日本に向けて泳いでいるらしい?

 無事到着の暁には 第2弾を功ご期待

次回にはそのアンテナ建設記を!!