EDXG ブリテン

Top Band の各種点検・整備(ページ4)”

   

JA5EY

 昨年のLOGを調べた所、9月中旬には160m BandにおいてEUとQSOを開始して居た。そこで、今年も、その時期を目安に、間に合う様、ぼつぼつ、各種ANT周りを、点検・整備する事にした。

  1. Rotated DP ANT(受信用)
    ターミナル周りを、調べて見たところ、融着テープで保護して居たにも関わらず、あちこち、錆が見られた。ヤスリで磨き上げ、ANT接点とBoxのターミナル間の、ワイヤーを2mm経から3mm経に変更した。
    又、ワイヤー中央部に使っていた、30センチ物差しが折れていたので、塩ビパイプ50センチ物に取り替えた。BR−200で、周波数周りを調べて居る内、一方のエンドローデイング・コイルとエレメント間が切れて居た事が分かったが、これが、原因と行き着くまでに丸2日掛かった。
    最後に、ANTをタワー・トップに上げて、5C2V入り口における共振周波数を1831KHzに、インピーダンスを75オーム付近になるよう、センターローデイング・コイルの巻き幅を変え、又、ヘアピン・コイルの巻き数を、6回から7回に変えた。どうも、ビームが左右対照で無いような気がする。少し、様子を見てみる事にする。

     以上により、少し、受信感度が上がった様な気がする。実際が、楽しみである。(1図)

  2. 送信ANT関係
    まず第一番目に気になる点は、鉄塔最頂部と、同軸ケーブル(10D2V)の外皮の接続ターミナルの錆である。調べた所、やはり錆びていた。融着テープも当てにならない。これもヤスリで廉き上げ手直しした。
     昨年、まあまあ飛んでくれたが、アース・ネットが十分か?又、キャパシティは十分か?気になる所である。キャパシティはさて置き、アース・ネットを改善するべく、鬼より線を20m購入し、担いで帰った。自動車の無い悲しさ、ずしりと肩に来たが、ぐんと飛びが上がることを夢に見て、我慢することにした。8月の猛暑の中、朝、早く起きて、足掛け2日掛けて、深さ30センチの穴を、掛18m、スコップで掘った所、くたくたになった。シャツクのアース・ラインとも繋いだ。飛びが上がる事を期待したい。理想的には、後、2*20m加えたいが、どうすることも出来ず、これが、限界である。又、キャパシティについては、今後の飛びを見て、考える事としたい。 (2図)

  3. Beverage ANT(受信用)の下草刈り他
     今年の5月以降、殆ど、使用しなかった結果、草や、木の葉っぱが、エレメントを、覆い尽くし、さっぱり見えない状態なので、3方向共、刈っていったが、かなり、日数も掛かった。崖や、木の上等危険なところは、安全に、十分、注意して、作業した。結果、1−2カ所を残して、終了した所である。

     以上が、今までの、点検・整備の結果である09月後半において、3C0,OJ0,3B8,T31のQRVが、予定されている。CONDX次第ではあるが、全てQSOの可能性があり、今から期待している所である。
                                       以上

      ◎追記
       先にアース・ネットとして働かすアース・ラインがのち不可能と述べたが、今は、待てよ!畑の真中に奥深く(せいぜい35cmだが)、掘って埋めれば作物を作るうえにも、別に支障が無いと考えた。
       するか、しないかは、今後考える。ナポレオンではないが、不可能と最後、あきらめず、可能にするためにはどうするか、考えることが大切ではなかろうか?

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