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ノウ・ハウとアイディアを求めて(JI5SKSの巻)

   

JA5EY

 今月のある日曜日の朝、喜多村さんに家まで来てもらった。ついでに私のシャツクをみた後、白水台にある彼の家に連れていってもらった。途上、私の予想もしてなかった道だったので、何処をどう通っていったのか、さっぱり分からなかったが、そのうち、見晴らしのとてもよい高台に上がっていった。

写真.1 シャックでのJI5SKSさん

 聞くと、海抜約120mだそうである。周囲を見渡しても、これと言った障害も無く、抜群のロケイションである。家に着くなり、アンテナを撮らしてもらったのであるが、写真のとうり、上下のアンテナを45度ずらしてある。

写真.2 3本のアンテナは45度づつずらしてある

 後でアンテナのシュミレイションを見せてもらって分かったのだが、同方向に並べた場合、垂直ビームを見てみると、少しだが真上に向けてビ−ムがあるのがひっかかるのと、お互いのエレメントの干渉により2db程フロント・ゲインが落ちるので、わざとずらしてある。私も、5VQさんのアドバイスによって、45度ずらしたのだが、シュミレイションにより、良く理解できた。

写真.3 アンテナシュミレーションの一例(バカチョンのためピンぼけ)

 無線室も適当な広さで、SG初め一杯、所狭しと、置いてあった。4LKBさんとも話したのだが、やはり、色々測定器類が欲しい。彼は、アッテネーターを自作していた。

写真.4 喜多村氏力作のアッテネーター(バカチョンのためピンぼけ)

 写真に撮ったのだがぼけてうまく撮れなかったが、1,2,3,4,8,10,20dbのアッテネーターを1個のケースに組み込み、組み合わせにより、1−40dbの間自在に測定できる。これを使って自分のアンテナの水平ビームパターンを作成したのを見せてもらった。あくまでも、アバウトではあるが、アマチュアライクで面白い。最後に、いよいよ、目的のアンテナのシュミレーションを見せてもらうことにした。私は50MHzYAGIANTの改作を予定しており、エレメント間のスペースをどうしたらよいか迷っていたので、色々シュミレートしてもらったところ、ドリブンエレメントとディレクター間、相互のディレクター間を広くとることにより、たしか、水平ビームがシャープであったようである。結局は、ブーム長が長いほどよさそうだ。

 その他、長さを変えての、ベバレイジや、スモール・ループ、ロンビック等シュミレイションしてみた。べバレイジは、最低1ラムダーは欲しい事、ロンビックは大変すばらしい事等々、勉強になった。本当は、色々のシュミレイションをお願いしたいのは、山々であるが、彼も大変お忙しいので、頼むわけにもいかない。大変、残念ではあるが。

 最後に、たまの休日に、お邪魔したことを、お詫びして、早々に自宅まで送 つて頂き、ありがとうございました。

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