当初短縮アンテナを使用していて地上高を確保したにもかかわらず、飛びはもとより耳も悪く悩んでいました。
この様な中でローカル各局に進められ思いつきました。

制作期間は調整終了まで約3ヶ月かかりました。その間多くの方にご協力いただきましてありがとうございました。

クワットのメリットとしては、(満足に感じていること)
@ 全てのバンドを1つのタワー(アンテナ)に纏めることが出来る。
A 1λフルサイズで打ち上げ角が低く、ゲイン、指向性もよく、送受共に良い。
B 帯域幅が広い。(7MHZのバンド拡大においてもバンド内全て1:1と快適です。)

これらからローパワーでも時々びっくりするような飛びを感じています。
この様に良いことずくめのようですが、立体形となっていることからメンテナンス性に欠けてしまいます。
当方が2006年〜2010年まで間にメンテナンスを行ったのは次のとおりです。
・ 7メガ給電部の金属疲労による断線2回、10メガ給電部の金属疲労による断線1回
  (デベグラス等で補強するも断線、現在は釣り竿の先竿を併設し部分的な金属疲労が加わらないように変更)
・ 7,10給電部分を支えている金属部分(アルミパイプ)が金属疲労により切断(補強剤を加えかつデベグラスで補強)
・ 10メガが3.5m以上離れている風力計に巻き込まれてステンレス製のエレメントが断線
・ アンテナのコーナー部分のステンレスガイドが金属疲労で切断3回(7M、14M、18M)
・ タワーに7MHZエレメントが強風の都度引っかかる(のこ関係はデベグラスを縦に入れることで解決)
  ※ クワッドを使用したいと思われる方は連絡いただければ、これらの経験をお伝えいたします。

下はほぼ完成の状態 

クランクアップタワー:ルソーNS−28(28m+マスト9m)=トップ35mH、 自立タワ:ー18.5m=トップ22mH

手前のパンザは1.9MHZ受信用ループアンテナ

総監督 JI5XFA

作業台が完成 旧アンテナは TA371 & TD−3040 & CD−78L
作業台は足場材で地上高17M(各段にて作業を行えるように設置)

ブームに7M用スプレッターの取り付け 後ろに見えるのはCD78L(全長24m)
作業台の高さは約17mの位置

マスト全長9m(露出部分7M)、76mの二重パイプ 全長が長いことからフランジで繋いでいる

JI5XFA局作成 現実の組み立て位置はタワー階段を組み込んでの状態に変更

JI5XFA局、JA5AQC局

JA5QJD局

上:JA5AQC、左:JA5QJD、中央:JI5XFA、右:JA5EWH局 TKS

7メガ、10メガ給電部分

14〜28MHZ給電部分